Eagle Eye Networks

WannaCryランサムウェア

5月 23, 2017 Eagle Eye Networks

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残念ながら、ハッカーは常に新しい方法でお金を稼ぎ、システムを悪用しようとしています。サイバー上でもは違いはありません。WannaCryランサムウェアは、その到達範囲は、新たなステージであったビットコインの使用まで成功しています。


このランサムウェアについて

Windowsベースのシステムに対するこのランサムウェアの攻撃は、多くの人々にとって残酷な被害を及ぼしました。このランサムウェアはすべてのファイルをロックし、アクセス復旧のためにお金を請求するものです。

ハッカーは、仮想通貨であるビットコインでの支払いを要求します。これにより、このランサムウェアの攻撃は過去にはない独特のものになりました。彼らは直接的に追跡不可能な方法で、実質のお金を得ることができる、まったく新しいフロンティアと言えます。歴史的に、サイバー攻撃から現金を直接手に入れるのは非常に困難でした。しかしこれは、現金を得ることができた最初で最大の出来事になりました。

この攻撃は、ロシア、ウクライナ、インドに被害が及び、その他世界の地域に広がり始めています。北朝鮮で起きた可能性があると思われています


カメラに影響を与えますか?

OS(オペレーティングシステム)としてWindowsを使用するカメラはあまりないので、カメラに影響することはほとんどありません。しかし、これはWORM(ワーム)であるため、WindowsをベースとしたVMSシステムとDVRは非常に脆弱になります。同じネットワーク上にあるか、インターネット経由でアクセスできるコンピュータにまたがって広がります。Microsoftがサポートされなくなった過去のOS用(Windows XPおよびWindows Server 2003)のパッチをリリースするという、とても珍しい対応をしたほどに高いリスクにさらされています。ワームの移行は、Microsoft SMBファイル共有プロトコルを介して行われます。システムを更新し、無効になっていることを確認してください。


考慮すべきこと

サイバー攻撃は現在も継続しており、我々のシステムを悪用する新しい方法が、常に開発され続けています。システムを悪用するための巧妙な方法は、これからますます増えていきます。予めあなたの機器を保護しておく必要があります。カメラ、DVR、その他の機器はすべて脆弱と言えます。


WannaCryによって攻撃された最初の国々

WannaCry Ransomware
ユーザー:Roke – File:BlankMap-World-v2.png, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=58863465

詳細についてはこちら: https://en.wikipedia.org/wiki/WannaCry_ransomware_attack

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