Eagle Eye Networks

セキュリティカメラシステムの購入時に必要な 10のチェックリスト

ディーン・ドレイコ(イーグルアイネットワークス、CEO)

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カメラの非互換性やセキュリティの脆弱性という「落とし穴」に気をつけましょう。

セキュリティカメラシステムの機能のオプションは、書面上で見たものと同じものですか? 特に最初の一見では、多くのシステムの機能は非常によく似ているため、どの映像監視システムを購入すべきか、選択することが難しい場合があります。

そこで、購入前にシステム自体の「中身」を確認できるように、仕様書での説明の範疇を超え、システム購入後に想定していなかったコストを回避するための具体的な質問のチェックリストを作成しました。 これらの項目を知っておくことで、より良い製品レビューを行うことができ、余計なコストの負担増を避けることができます。

1. 現在使用しているカメラの買い替えが必要ですか?

多くの場合、セキュリティカメラシステム、特にモバイルアクセスやアラートなどのいくつかの先進的な新機能を提供するクラウドシステムには、但し書きがついています。 それは、そのシステム会社の専用カメラを使用しなければならないということです。 カメラのハードウェアや配線にはすでに大きなコストがかかります。 さらに、現在のカメラを捨てて新しいカメラを購入すれば、コストは簡単に2倍にもなってしまいます。 予算の範囲内で、購入できるカメラの選択肢を最大限どれだけ持つことができるかが肝要になってきます。 カメラの品質と信頼性は、セキュリティシステム全体に影響を与えます。 高品質で信頼性の高いカメラを持つことで、今現在と将来にわたって直面するシステムの問題を防ぐことができます。 セキュリティカメラ販売店に、お持ちの特定のカメラブランドとタイプをサポートしているかどうかを確認してください。 アナログカメラ、ONVIF IPカメラ、もしくはその両方に対応できるかもご確認ください。

2. そのシステムを完全にインストールするには何が必要ですか?どのような継続サポートが必要ですか? DVR/NVRとカメラを購入した後の運用のことも考慮してください。

DVR/NVRの導入には、ネットワークの専門知識、ルーターの設定、ソフトウェアのインストールが必要です。 固定IPアドレスの取得、ライセンスキーの取得、ダイナミックDNS(DDNS: Dynamic Domain Name System)やVPNの設定、ディスク容量、設定、ハードウェアの障害、バックアップ、O/Sアップグレードなど。 継続的な管理はIT知識を要します。

全て自社で対応できるか考える必要があります。 初期のカメラを設定し、新しいカメラを追加するにはどのような手順が必要ですか?専門家を雇うにせよ、事業を運営するなかご自身の時間と労力を使って対応するにせよ、これらの作業すべてに間接的なコストがかかってきます。

3. 映像の収録場所は選べますか?

そのセキュリティシステムでの録画は、敷地内だけで行うことを許されているかご確認ください。 貴社のモノ(資産)を盗むときにDVR/NVRを盗んだり、破壊したりする犯罪者が多いため、システムの価値が損なわれ、盗難時に被る損失がより増えています。 販売店はそのようなハードウェアの盗難やタンパリングを防ぐために、冗長性のあるセキュアなクラウドレコーディングを提供していかどうかも大切です。 オンサイトのみの録画が、複数のサイトの統合を難しくしていることもご認識ください。

販売店がクラウド録画を提供している場合、100%強制的に行うのか、例えば帯域幅の問題がないことを確認するためなど、必要に応じてオンプレミスでの録画を許可しているのかもご確認ください。 オンプレミス録画とクラウド録画を容易に行き来できるかどうかは重要です。

ビジネスが成長し、発展していく中で、1種類の映像ストレージだけに閉じこもってしまうと、コストがかかります。

4. セキュリティの脆弱性を排除するために、販売店はどのような手順を踏んだのでしょうか?

ネットワークセキュリティの観点から管理すべき脆弱性は複数あります。 セキュリティにかかる費用が事業の負担になっていないか考慮ください。

そのシステムにはサイバー攻撃などの犯罪に対する脆弱性があるかどうか。 これは、モバイル映像アクセスや視聴など、何らかの方法でインターネットに接続されているシステムでは特に重要な点です。 そして、貴社と販売店のどちらが、ファイアウォールを設置し、オペレーティングシステムにパッチを適用して安全に保つ責任を持っているかもご確認ください。

5. VMSにクラウド録画がある場合、プライバシーはどのように保証されているのでしょうか?

タンパリング(データの改ざん)やプライバシー侵害からどのようにそのシステムはデータを守っているかも重要です。 そのような侵入の試みを弱体化させるためにも、映像は保存時と送信中の両方で完全に暗号化されているかどうかも考慮ください。

6. 長時間の録画保持やカメラの増設が必要な場合の追加費用は?

従来のDVRおよびNVRシステムは、通常、サポートするカメラの数が固定されており、保存/ストレージの制限があり、柔軟性に欠けます。 最初のシステムは予算内に収まるかもしれませんが、後から別のカメラを追加したり、制限を超えて1日分のストレージを追加したりするための追加費用を事前に確認することが重要です。

ハードウェアのコストはエスカレートする可能性があります。 例えば、16台のカメラシステムを持っていて、後で新しいカメラを追加したい場合は、新しいDVRを購入する必要があるかもしれません。ストレージの限界に達した場合、ストレージの一部をクラウドに移動しても、同じようにスムーズにデータにアクセスできるようにすることはできるかどうかご確認ください。

7. クラウド録画システムであれば、帯域制限の範囲内で動作することは保証されているのでしょうか?

最近では、帯域幅やストレージが安価になっているため、クラウド録画は魅力的な選択肢となっています。 しかし、映像はデータ量が多く、クラウド型の監視システムでは、帯域幅の消費という課題に直面します。 システムを導入した後に帯域幅の追加購入を余儀なくされることがないように、どのように管理しているか、見てみましょう。 システムが確実に動作し、十分に鮮明な画像が得られるようにするには、真のカメラカウントの動作制限はどのようなものになっているか良くチェックしてください。

8. 実際に必要な録画データを手に入れることができるのでしょうか?

映像監視システムの価値は、必要なデータにアクセスできるかどうかで決まります。 データは独占的にオンプレミスの現場のバックルームに保管されているのか、それとも施設から離れているときにでもモバイルアクセスが可能なのか。 探している動体を検出するために映像確認に長時間を費やすというとんでもなく高いオーバーヘッドコストを回避するためにも、例えばタイムスタンプや動体検出などに見られる、データやイベントを探し出す方法は、どんな方法を使っているかご確認ください。

従業員から警察まで、外部の関係者が映像にセキュアにアクセスするための簡単な方法が何かも要確認事項です。 一部の関係者にはデータを閲覧・ダウンロードさせ、他の関係者には映像のみを閲覧させるように、安全なアクセス権限を設定可能かみてください。

9. システムのタンパリングがあった場合や、カメラが故障した場合はどうやってわかるのでしょうか?

販売店は、あなたが事業所を離れていても、アクティビティの検知や動体検知だけでなく、カメラの故障やシステムのタンパリング(改ざん)など、重要事項についてメールやSMSでアラートが届くように、どのような対策をしているか、考慮ください。

安心のためにセキュリテイシステムの投資をされていますが、それは前提として、正しく動作していないかどうかを知ることができることが必要です。

10. 数年後にはVMSは陳腐化してしまうのでしょうか?

ビジネスは成長し、変化していきます。 ほとんどの企業は、最初はセキュリティや紛失防止のためにセキュリティシステムを購入します。 最近では、業務効率改善のためのこのアプリケーションがあることに気づく企業が増えてきています。 そのセキュリティシステムは、営業マンの教育、コンプライアンスの確認、スリップ・落下リスクの低減、商品配置の確認、顧客サービスレベルの確認、稼働時間の確認など、業務の最適化をサポートするためにシステムを拡張することができるかどうかも確認ください。

多くのセキュリティカメラの映像管理システムのハードウェア投資は非常に高くなる可能性があります。 投資に対するあなたのリターンが正当化されるよう、またはあなたのシステムが数年以内に時代遅れにならないよう、上記の項目をチェックしましょう。

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