Eagle Eye Networks

動体検知と解析

1月 19, 2018 Sheri James

2018年1月19日

Eagle Eye Cloud Security Camera VMSには、統合された動体検知およびオブジェクトベースの解析システムが含まれています。映像内の動体やオブジェクトを認識するさまざまな機能があり、結果を通知に紐づけることもできます。どの機能がお客さまのニーズとマッチするか判断するため、以下に機能を分類いたしました。他にご質問がございましたら、+ 1-512-473-0500までお気軽にお問い合わせください。

特徴

動体検知は、カメラのサブスクリプションにすべて含まれています。アラートを生成したり、カメラが映像を録画するタイミングを制御したりするために使用できます。

オブジェクトカウント、ラインクロッシング、および侵入検知はすべて解析として分類され、任意のカメラサブスクリプションのアドオンとして利用できます。

  • 侵入検知指定範囲にオブジェクトが検知されると、アラートが出されます。
  • ラインクロッシング-オブジェクトを追跡し、オブジェクトが指定された線を越えたことを検出します。オブジェクトが特定の方向にラインを横切ると、アラートが出されます。事例として、出口のドアに向けられたカメラが、誰かが建物を離れるときにアラート発動するなどがあります。これは、指定された領域にあらゆる方向からオブジェクトが侵入したときにアラートを発する侵入検知とは異なります。
  • オブジェクトカウント-オブジェクトが指定されたラインを越えるときにオブジェクトを追跡し、ビデオの画面上にリアルタイムの数値を表示します。アラート生成はありません。

動体検知と侵入検知のどちらが適切なソリューションですか?

動体検知はピクセルの変化に対して反応します。つまり、映像内で動いているものが誘因となります。これはナイトビジョン使用時、木、反射、空中に飛ぶ昆虫も動体として検知されるということです。

デフォルト設定を使用すると、動きをシーン内で見逃すことはありません。しかし録画イベントを最小限に抑え、表示する時間を短くする目的の中では、シーン別に依存するため大きな挑戦となります。たとえば、風になびく植物や木がたくさん含む屋外カメラや、反射光のある窓の近くの屋内シーンにそういった現象が起こります。領域設定を使用して、範囲の動体検知をマスク(無視)することはできますが、人物や車両の動きのみを検出することは困難です。

イベントベースの録画としての解析使用。動いている木や茂みはマスク(無視)されるため、こういったシーンではオブジェクトベースの検知の方が良いでしょう。
イベントベースの録画としての解析使用。動いている木や茂みはマスク(無視)されるため、こういったシーンではオブジェクトベースの検知の方が良いでしょう。

なぜこういったことが重要になるのでしょう。整理すべき映像の量を減らせば、イベントを見つける必要があるときに決定的な違いが出ます。帯域幅が狭い場合、動体検知の調整はさらに重要になります。動体が検出されるフル解像度映像がEagle Eye Cloudに送信されるためです。

解析で検知されない木や茂みの例。
解析で検知されない木や茂みの例。

モーションイベントと解析イベントは履歴ブラウザーに表示されるため、簡単に見つけることができます。グラフも両方利用できます。

  • ダークブルー–フルビデオ
  • ライトブルー-モーションイベント
  • ライトグリーン–解析イベント
  • ダークグリーンマーク-オブジェクトカウント、ラインクロッシング、および侵入検知
履歴ブラウザに表示される解析と動体検知。
履歴ブラウザに表示される解析と動体検知。
同じ人物をキャプチャする動体検知と解析オブジェクト検知
同じ人物をキャプチャする動体検知と解析オブジェクト検知
反射が誘因となり動体検知はされますが、解析オブジェクト検知は反射を無視します。
反射が誘因となり動体検知はされますが、解析オブジェクト検知は反射を無視します。

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